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診療案内

高齢者歯科

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口腔機能の低下(オーラルフレイル)を防ぎ、
適切な歯科医療を提供することで、
患者様がいつまでも健康に過ごせるように
年齢を重ねても健康に過ごすためには、全身にも深く関与するお口の健康維持が欠かせません。失われた歯を補う入れ歯やインプラントといった治療がありますが、ただ歯があるだけでは健康と言えず、それらを問題無く使えるお口の機能や環境が整っていることも大切なポイントです。
  • 食べる・飲み込む
    しっかり噛める・飲み込めることは、栄養摂取だけでなく、運動機能の維持、認知症や誤嚥性肺炎の予防にも貢献。
  • 話す
    唇・舌・顎・頬の筋力や機能が正しく・衰えず使えることや、歯並びは、発音・発語において重要な役割を持ちます。
  • 笑う
    顔の筋肉だけでなく口腔周囲の筋肉も、喜怒哀楽といった感情をあらわす表情をつくる上で欠かせない要素です。

食べられる・話せる・笑える、
生き生きとした暮らしを
お口づくりからサポートします。

口腔機能低下症

生活習慣を見直し、フレイル予防!

50代の2人に1人が該当する、
口腔内の感覚・咀嚼・嚥下・唾液分泌
などの機能が低下している症状
健康なお口を支える口腔機能は年齢と共に衰えていきます。歯科医院で専用の各種検査を行い、7項目中3項目以上が該当すると「口腔機能低下症」と診断され、「オーラルフレイル」とも呼ばれます。フレイルとは、病気と健康の間の“虚弱な状態”を指します。
お口の機能が低下している人が抱えるリスク

Tanaka T, Takahashi K, Hirano H, Kikutani T, Watanabe Y, Ohara Y, Furuya H, Tsuji T, Akishita M, Iijima K:Oral Frailty as a Risk Factor for Physical Frailty and Mortality in Community-Dwelling Elderly.J Gerontol A Biol Sci Med Sci. 2018 一部改変

口腔機能の低下は全身疾患・健康寿命にも
大きな影響を与えます
歯があっても口腔機能が低下すると、噛めない→やわらかい食事→栄養が偏る、といった悪循環に陥ります。それにより全身の機能低下(身体的フレイル)や要介護リスクが高まることもわかっており、早く気付いて対処することで口腔機能を維持したり改善することができます。
やまなかデンタルクリニックでは患者様がお口から健康でいられるようサポートするために、各種機器を揃えた精密検査と、一人ひとりの状態に合わせた適切なトレーニングをご提供しています。

口腔機能の低下をチェック

  • 食べ物が口に残るようになった
  • 口の中が乾くようになった
  • 硬いものが食べにくくなった
  • 食べこぼしをするようになった
  • 食事の時間が長くなった
  • 滑舌が悪くなった
  • 食事の時にむせるようになった
  • 口の中が汚れている
  • 薬を飲み込みにくくなった

1つでも当てはまる方は、
ぜひ一度当院へご相談ください。

口腔機能の検査・トレーニング

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    口腔衛生状態不良
    舌苔の付着度を見ることによって、お口の中の清潔度を検査します。
    舌苔(ぜったい)の除去
    舌専用ブラシで舌磨きを行い、舌の上に溜まった白っぽい汚れを除去します。舌苔は細菌の温床で、口臭や誤嚥性肺炎の原因にもなるため1日1回除去することがおすすめです。
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    口腔乾燥検査
    お口の中の水分量を検査します。
    唾液腺マッサージ
    唾液には虫歯予防や消化を促す作用、嚥下のサポート、抗菌作用など様々な働きがあります。お口をよく動かし適切な水分補給をして乾燥を防ぐとともに、唾液腺マッサージで唾液を増やすことがおすすめです。
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    噛む力の検査
    残存歯数などで噛む力を測定します。
    咬合力の向上
    ドライフルーツや干し芋、スルメイカなど、噛みごたえのある食事を意識してとりいれましょう。また、合わない被せ物や入れ歯ではしっかり噛むことができないので、歯科医院で調節を行うようにしてください。
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  • *
    滑舌の検査
    「パ」「タ」「カ」それぞれ5秒間発音し、口唇や舌の動きを測定します。
    舌口唇運動機能の向上
    おしゃべりやカラオケなどを楽しむことで舌や唇の運動機能向上につながります。また、吹き戻し笛や口輪筋のトレーニングで、唇や頬の力を鍛えることもおすすめです。
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  • *
    舌の力の検査
    専用の機械に取り付けられた風船を、口の中で押しつぶして舌の圧力を計測します。
    舌の筋力をアップ
    舌は筋肉でできており、食べ物を噛み砕いたり、飲み込む際や発音する際に重要な役割をもつので舌を鍛えることが大切です。舌の筋力訓練や、専用のトレーニング器具を使って舌の筋力アップを目指しましょう。
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    噛む機能の検査
    グミゼリーを噛んで咀嚼能力を検査します。
    咀嚼機能の改善
    咀嚼機能が低下すると消化不良や誤嚥のリスクが高まります。虫歯、歯周病、入れ歯など歯科治療を受けて咀嚼機能を改善しましょう。ガムを噛んで咀嚼機能を鍛えるのもおすすめです。
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    飲み込み検査
    飲み込みができているか嚥下機能を調べるために、アンケートにお答えいただきます。
    嚥下機能の強化
    飲み込みにくさをそのままにしておくと誤嚥性肺炎のリスクが高まります。飲み込みの力を鍛えましょう。
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その他の、
高齢の方のための歯科医療

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義歯(入れ歯)
まずお口の状態を確認し、適した入れ歯をご提案します。部分入れ歯と総入れ歯それぞれに保険診療と自費診療(自費診療)のものがあります。それぞれの素材のメリットとデメリットについてわかりやすくご説明いたします。

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インプラント
インプラント治療では失った歯の部分に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付けます。人工歯根が顎の骨にしっかりと固定され、健康な歯のように噛むことができます。審美的にも自然な見た目を保ち、日常生活での食事や会話を楽しむことができます。

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訪問歯科
歯科通院が難しい方々に対し、訪問診療車でご自宅や施設に訪問し、虫歯や歯周病の治療、クリーニング、入れ歯の調整などの一般的な歯科治療を提供しています。訪問時の治療器具や医療水準は通院時とほぼ同等の高品質な歯科医療を受けることが可能です。
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